ECWorks Blog

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CakePHPを中心としたサイト開発情報をメインに公開。新しもの好きなので時々製品レポートなんかも。

【戯れ言】カーナビ技術の難しさを体感した!

 本日ドライブがてら、奥多摩の温泉に行ってきました。「もえぎの湯」というところなんですが、これがなかなか良かったです。入館料750円(2時間)とリーズナブルで21時まで営業。それほど遠くもなく近くもない感じでプチ旅行気分になれるのでオススメです。

 さて、温泉の話はこれくらいにして本題に入りますと、前の記事で書いた通りカーナビというものを買いまして、今日もずっと使っていたわけですが、こう使っていると、大変に便利なものではあるのですが、やっぱりかゆいところに手が届かないというか、イマイチな部分もあるんですよ。カーナビイマイチ論はいろんなところであると思うのですが、機種に限定した話ではなく、もっと一般的にというか少し視野を広げた話なんかしてみようかと思います。

 私がカーナビを買う以前は、目的地がはっきりしている場合は、MapFan等の地図サイトでまず検索をかけ、プリントアウトして持っていき、行き当たりばったりの場合は、車に積んである地図を頼りに目的地に向かっていました。カーナビを使うようになってから、これら2つがカーナビでの検索1本になるかと思ったのですが、これがなかなか難しいです。
 上記もえぎの湯は、カーナビに入っていなかった情報だったため、結局持っていたノートPCを開いてもえぎの湯の場所を検索し、それをカーナビに登録して出発。まあこの辺は搭載する情報量で今後カバーできる範囲かもしれませんが、やっぱり車内でもネット検索は必要かなぁと。車内でネット検索が出来れば、ぶっちゃけ地図情報がローカル内に不要になり、データの鮮度が良くなるんですよね。ポータブルナビなんかの、筐体をでかく出来ないようなものでも実現が容易になりますし。イーモバイルなどのデータ定額も出てきましたし、通信料は今後それほどかからなくなりそうですが、結局サービス利用料のようなものを月額で徴収されて割高になるかもしれませんけど。これに近いナビは既に出ていて、パイオニアの「エアーナビ」なんですけど、現行機種だったT1は、上記のようなサービス形態であったのにサービス終了となり、後継機種のT10で省かれてしまったので、ビジネス的にも難しいらしい。まあこれだけ不景気というか、デフレが進行してしまうと、こういったサービスは不人気になってしまうのかもしれません。

 地図機能に関して更に考えていくと、カーナビはどうも「現在地から目的地までの全体図をつかみにくい」という欠点があることが判明。ポータブルナビなので画面が小さいというのもあるのですが、それを抜きにしても現行のカーナビは解像度があまりにも足りなく、やはり地図帳にはかないません。仮に解像度が上がったとしても、物理的に設置できる大きさというのもあり、視認性を考慮しても現行のスタイルのようなカーナビでは限界があります。
 これを解決する方法は、電子ペーパーのような別の(軽量な)ディスプレイ装置に地図が転送できるような仕組みにして、もっと大きな画面で確認できるようにするといけてるかもしれません。もしくは、フロントガラスに投影とか。

 それから、これは交通法規に直結するのでなかなか難しいですが、ナビを確認しながら目的地に向かう以上、最低限運転に支障がない程度で縮尺を変更できたり、音量を変更したりといった操作ができるようなリモコン(操作装置)が必要かなと。私が使っているソニーのカーオーディオは、ハンドル横につけられるリモコンがあり、これがなかなか便利なので、こういったリモコンはカーナビにもあるべきだと思います。意外にもどのカーナビにもこのようなタイプのリモコンがないのです。

 最後に、ルート検索の話なのですが…

 現行のカーナビシステムではルート検索や所要時間の算出はかなり難しいらしく、なかなか正確なものがないです。仮に渋滞しているとして、リルートで案内されたコースが更に渋滞していてダメだったりとか、時間の短いコースに迂回案内されたにもかかわらず、そのまままっすぐ走った方が速かったりとか。こういったことは、どのナビでもごく一般的にあると思います。

 なぜこういったことが起きるのでしょうか?
 私は、ナビゲーションするのに必要な情報がまだまだ不足しているからだと考えています。

 渋滞に関しては、「VICS」という道路交通情報を収集してルート検索に反映するのですが、このVICSで扱っている道路は主要道の一部であり、その他の道路での渋滞が把握できません。このため、主要道で渋滞が発生した場合に案内されたその他の道路で渋滞していた場合、それを知り得る方法が無いため、迂回ルートで渋滞するというケースが発生します。
 実際、VICSでこれをサポートするのは至難の業で、おそらく時が解決できるものでもないでしょう。何故なら、全ての道にセンサーとビーコンを設置する必要があり、それを運営するのは現実的でないからです。やるとしたら、渋滞している場所に優先的に設置するような方法しかないと思いますが、現状で主要道ですらVICS情報のない場所があるので、難しいでしょう。
 これを解決する別の方法で現実的なのが「スマートループ」という仕組みでしょう。これは某2,0的な発想のもので、お互いの現時点の情報をフィードバックしあうことで、道路上の設備が不要で渋滞情報の収集ができるものです。現時点で対応ナビが大変に少なく、基本的にネット通信機能をもったカーナビでしか使えません。たぶんこれからのシステムでしょう。まず通信機能が標準でついて、低価格でネットの利用が出来るようになれば、このシステムを使うことで精度が上がるでしょう。

 それから所要時間については、現在普及しているナビでは、これから走る道路が何km/hで走行できる場所なのか、もしくは現在何km/hで流れているのかを知るすべがないからのようです。実際にナビで走ってみての予想ですが、一般道路は40km/h、高速道路は80km/h?くらいで設定されているようで、それを超える流れの場所では到着時間がどんどん短くなるのです。例えば、距離が短い2車線で40km/hの道路と、若干距離の長い6車線60km/hの主要道がある場合、主要道の方に誘導されない場合があります。これは、地図データ内に、道路の速度制限を網羅すればかなり正確になるんじゃないかと思います。
 これについても、全ての道を網羅するのは難しいと思います。そのままやったら、VICS程ではないですが、それなりにお金がかかるでしょう。そこで、これも渋滞と同じく、現時点での速度をフィードバックする仕組みなら、情報収集が容易になるのではないかと考えます。リアルタイムでは難しくても、少なくとも普段の交通量もデータを蓄積すれば分かりますから、予想が立てやすくなると思います。

 ナビシステムについても、スタンドアローンで精度を上げるのは難しく、ネットワーク化がやはりブレイクスルーの一つだと思います。
 確かに初期のナビと比べたら、格段に技術が向上していると思います。少なくとも私の購入したNV-U2をはじめとしたポータブルナビは、1世代前のDVDナビとほぼ性能は同じでありながら、手のひらに収まる大きさですし、ディスクのような可動部分がないので壊れにくいし、最近のはワンセグがついていたりもします。その上安い! ですが、HDDナビと比べたら情報量は数分の一なので、いろんな情報が欠落しています。
 だからといって高価なHDDナビについても情報量の欠落についてもそれほど変わりがあるというわけでもなく、店の検索などが若干多い程度で、地図の精度が極端にあがったりとかそれほどの違いはありません(高価な部分の大半はフルセグのチューナー代だったりする)。
 極端に言えば、店舗情報などはググってその結果がナビに反映できれば事足りるので、ネット検索さえ出来るようになれば、ポータブルナビでも十分に感じられるかもしれません。
 「エアーナビ」は正直早すぎた技術で、これからではないかと思います。競合他社で同じような仕組みのものが出れば、活発化するでしょうね。実はNV-U2ではなくT10の購入も考えたのですが、まだまだ改良の余地があるようで、今回は見送りました。やはり「スマートループ」がもっと活発になってからでないと、メリットがでないのと、通信機能がついているとはいえ、インターネットが利用できるというわけではないようなので。マイクロソフトがカーナビ用OSを作っているみたいなので、それが普及してくれば、ネットブラウズも当たり前になるかもですね。

 まだまだ進化の余地があるカーナビ技術。今後の発展が楽しみです。


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