ECWorks Blog

ECWorks Blog

CakePHPを中心としたサイト開発情報をメインに公開。新しもの好きなので時々製品レポートなんかも。

【CakePHP/Tplcutter】「CakePHPカンファレンス東京」が終わって(cakecon)

カンファレンスに参加された皆様、お疲れ様でした。
また、私のLTに耳を傾けていただきまして、ありがとうございました。

もう少しまともなスピーチがしたかったのですが、場慣れしていないというスキル不足と、あまりにもボリュームに対して時間がなさ過ぎた題材を選んだという点でとても反省しております。個人的に、出来は100点中10点です(大汗)。次回こういった機会がありましたら、100点を提供できるように頑張りたいと思います。

というわけで、私の発表しました「「Tplcutter」を用いた超高速ウェブサイト開発」について、補足事項というか、いいわけめいたものを書きつつ、他の方のスピーチに対して私の思いをつらつらと書いていきたいと思います。

まず、補足事項というか言い訳なのですが、実際に発表できた内容は用意していた20%ほどで、すべてを5分で語るのはとてもとても無理でした(大汗)。とりあえず、Tplcutterの優れている点を絞り込み、今回は一撃で空のサイトにビューを生成して放り込む部分をかろうじて実演をしたのですが、本当に実演したかったところは別のところにもありました。

カンファレンス終了後や、懇親会中で、予想以上に多くの方から「これはおもしろい・興味あるツールだ」とおっしゃっていただけました。皆さんに話を聞くと、おおむね同じような悩みを抱えていらっしゃっていて、つまるところ「デザイナーとのやりとりでアップデートが大変に楽になる(可能性を秘めている)」とのことでした。私の一番主張したかったところはここであり、実装よりはむしろ更新の部分でしたので、このような感想をいただけたということは、このツールの方向性は正しかったと胸をなで下ろしています。

特にびっくりしたのはCakePHPプロジェクトマネージャーのGarrett氏で、懇親会中、英訳した資料を渡すついでに少しだけお話しできたのですが、開口一番「Oh, Tplcutter! It is VERY COOL!!」とお言葉をいただけました。まさかこのような評価をしてくれるとは思っていませんでしたので、とてもとても光栄です。

実はGarrett氏と話す前に、今回は通訳を担当されていた、堂園さんにご挨拶させていただいたのですが、そのときも「いや、Garrettはかなりクールだといっていた」といわれてまして、何かの間違いだと思っていました。もともとTplcutterは、ホビーユース・大規模開発の方をターゲットとしていなくて、「実務でフレームワークを使って制作している中小向けのツール」のつもりだった…つまりメジャー路線ではないと思っていたのです。LTも「東大に記念受験する出来の悪い学生」のような気持ちで臨んでいたので、自分的にはウケが悪い筈だったのです。Garrett氏も、現在のフレームワーク、とりわけCakePHPの「高速開発」のコンセプト内で、ビューの実装に関する、何か「もや」のようなものを感じていたんでしょうかねぇ。

繰り返しになりますが、デモンストレーションがあまりにも未完成のため、100%の利点を伝えることが出来なかったのですが、機会ありましたら別の形で紹介できればと思っています。もしお望みでしたら、出張講演(???)等も全然OKですので(笑。

発表に使ったスライドは、後日アップさせていただきます。
また、更に詳細に書いたスライドもありますので、そちらもチェックの後にアップさせていただきます。

個人的には、全く笑いの取れなかった点も残念に思っています。
他の方は皆さん面白い話を織り交ぜられていましたが、私の方はもうそれどころではなく、時間内にデモまでいくのに精一杯で、終わってみたら超つまらない内容でした(大汗)。デモの中に笑いを用意していたのですが、完全に予定外でしたね(;^;)。

まあ、とりあえず一部の方ではありますがそれなりの評価をいただいて手応えもありましたので、今回に関してはこれで良しとしたいと思います。

さて、他の方のスピーチに私なりの思いを語ってみたいと思います。

【安藤さん;国内でのCakePHPの利用状況について】

スピーチ内で「高速開発フレームワーク」という、CakePHPのコンセプトを強調されていましたが、私もその考え方に乗っているクチでして実際その通りだと思っています。
また、「フレームワークは生産性と保守性の向上である」というのもその通りで、私もそれを切実に感じてフレームワークを検討し、現在に至ります。丁度1年前の話になります。

【岸田さん:Agileな開発現場での実践例】

「テストケース」の使い方についてご説明いただき「あとあと役立つ」的な説明をされていました。この「あとあと」の重要性というのは、開発内容でとても左右されるのではないかと思います。パッケージソフトや、業務ソフトなどについてはかなり重要だと思います。

ちなみに私はwebプログラミングを本職としたのは比較的に新しく、以前はゲームの開発をやっておりました(最初はプログラマーとしてでしたが、プランナーが本職でした)。当時はテストケースという考え方はなく、ひたすら「人の手によって発生した不具合」を集計し、反映させる作業を繰り返していました。ただ現在考えてみると、ゲームのようなコンテンツアプリは、かなりイレギュラーな場合の不具合が圧倒的に多く、今回のようなテストケースが仮に組み込めるにしても、本当に価値のあるデバッグは人の手によるものでしか分からない点があったりします。ゲームの話は結構極端かもしれませんが、インターフェース部分、とりわけフロントエンド開発では、ページ遷移などの影響でテストケースに支障が出る可能性が多分にあるのではないかと考えます。

極端な話、私は「いくらテストケースをしようが、人の手によるエラーのチェックは省くことが出来ない」と考えていて、このことはテストケースを含むデバッグプロセスを想定する上で念頭に置いた方がよいのではないかなと思います。

【Garrett氏招待講演】

CakePHP開発のテーマはとして「State of Nature(ありのままに出来る自由)」と「Social Contract(ルール作り)」他があるそうで、特に「ルール作りをすることで、(皆が)より自由な発想が出来る」という思想のようです。
つまり「面倒なところはプログラム任せ。自分はよりやらなければならないところに特化する」という私のテーマと合致しているところがあり、とても嬉しく思っています(そういえば岸田さんも同じようなことをスピーチ内でおっしゃっていましたね)。
Garrett氏の説明を受け、やっぱりCakeは全体のシステム(プログラム、というわけではなくて、プロジェクト全体の意味)が良くできているなと改めて思いました。

ちなみに、Cakeの未来としては、とりあえずRC4が出るそうです。また、近いうちに1.3が始まり、2.0でPHP5オンリー化を目指すそうです。
そして、チケットを出す際には「テストケースとパッチを一緒に上げる」を是非しましょう、とのことです(笑)。

【鶴岡さん:XoopsCubeなのにCakePHPを使う】

XoopsCubeは実は使ったことがなかったのですが、私も実は同じようなコンセプトのCMSを作り、それを現在も商売として運営していますので、「中小向けのCMS市場」というのは需要があることはよく分かります。ただ、実際に運営してみて思ったことは「HP作りたいけどやり方が分からない」という方の多くは「PCも分からない」というくらいのスキルギャップがあり、いくら便利なCMSを作っても使ってくれないという事を身にしみていたりします。つまり、サービス運営側がCMSを使うことは何ら問題がないのですが、エンドユーザに提供するまでをやってしまうとカオス入りしかねないと思っています。そういった意味で「中小の市場は、想像よりは意外に狭い、でもやり方次第で顧客を獲得できる可能性は高い」という感じですかね。

【青木さん:旅行代理店様向けチケット予約をCake+Ajaxで】

Ajaxは私も結構注目している技術で、それでいてなかなか難しい技術だったりすると思っています。あおきさんの目指した「ユーザインタフェースの向上」は代表的なAjaxの使用例なのですが、私はもう一つのテーマを最近追求していたりします。
じつは、最近「連想くん」を紹介させていただいているのですが、こちらもAjaxは当たり前のように使っているのですが、実はAjax化は苦肉の策だったんです。「連想くん」での採用理由は、なんと「不可分散(というか時間短縮)」で、クライアント側に処理を肩代わりしてもらうことで、サーバ側の硬直時間を作らない仕組みになっています。
少し奇妙に思われるかもしれないのですが、これはPHPがシングルタスクである点から由来しています。例えばGoogleやアマゾンへいくつかのリクエストを送るのですが、個数が増えると順番に実行していかなければなりませんので、終了するのに時間がかかってしまうのです。そこで、Ajaxで複数のリクエストを同時に発行し、効率よく結果が得られるようになっています。
連想くんの例はあくまでも一例なのですが、UIとしてのAjaxはもう過渡期かなと思いますが、そのほかの使い方も出来るのではないか、という可能性みたいなものを感じています。

【青木さん:連想検索】

実は、全く同じコンセプトが当方の「連想くん」だったりするのです。
ただし、連想くんの連想エンジンは、全く違うもので、青木さんのところはかなり本格的なアルゴリズムのもとで行っているようですが、当方のものはかなり「エセ」だったりします(^^;
これからは連想検索の時代だと思います。
「検索のコンシェルジュ」的な存在だと思います。
間違いなく、今後の主流になるのではないかと予感があります。
本当はちゃんとご挨拶して連想検索について熱く語りたかったのですが、タイムアウトでその夢は叶いませんでした(涙。

【梶原さん:CakePHPerのためのBDDのすすめ】

SpecというツールやBDDという技術は実はよく知らないのですが、こういった考え方は必要かなと思います。考え方のフレームワークを実現するツール、という印象を受けました。あまりにも知識がなさ過ぎてコメントが難しいのですが、今後勉強が必要と感じました。

以上、ざっと書かせていただきましたが、私はまだ小さなところでやっているなぁと感じました。
また機会がありましたら発言させていただきますが、この次はもっとホット&クールなネタを用意しないとですね。

長文失礼いたしました。
ごめんなさい、昨日今日ほとんど寝ていないので超眠いです。
今日のところはもう寝ます。

【追記】
ねねとまつさん(赤がすきさん)、捕捉ありがとうございます。
トラバ張っていただけているみたいなのですが、何故か管理画面上では出ているのに、公開画面に出てきてないのです(涙)すみません…出てきましたー
Tplcutter期待されていたそうで、大変に嬉しく思います。資料をなる早で公開させていただきます。

【追記2】
ご紹介いただいてありがとうございます。
以下Tplcutter関連のコメントを捕捉です。

creazy photograph :  CakePHPカンファレンス東京:参加レポート
ラボブログ : CakePHP カンファレンス東京で「フェイス女学園」が紹介されました!
看招 血染東方一片紅 : CakePHPカンファレンス東京に行ってきた
本を読む : CakePHPカンファレンス東京」にオンライン参加
WEBで地域活性化~岐阜県中津川市加子母から発信☆WEBシステム屋の日記~ : CakePHPカンファレンス東京に行ってきましたよー
d.tosh10の日記 : 10/25 CakePHPカンファレンスに行って
パンプキンスパイスラテ : CakePHPカンファレンス東京にいってきた!
/halt/Snapshot : CakePHPカンファレンス 東京は最高のイベントでした
tdoiの日記 : CakePHP カンファレンス Tokyo
Think Twice : カンファレンス振り返り
わすれないように. : cakePHPカンファレンス@tokyo に参加してきた


Tagged as: , , , ,

2 Comments

  1. CakePHPカンファレンス東京

    みなさん、カンファレンスでも、アナウンスがありましたが、SBMの公式タグは、「CakeCon」です。
    CakePHPカンファレンス東京の関連エントリーを見かけたら、情報共有のためにも、ブクマす…

  2. CakePHPカンファレンス東京:参加レポート

    CakePHPカンファレンス東京 events.php.gr.jp – Cak…